

一般に大学受験2〜3ヶ月前(できればもう少し早めに)は、過去入試問題演習期間になります。これは大変重要なことですので、忘れずに実行して下さい。志望校の過去入試問題を演習する意味は、(1)出題傾向を知る、出され易い範囲、問題の特徴(図形と関数を絡めた出題など)、難度 ※できるだけ早い時期(遅くとも夏休みまで)に傾向を調べて下さい。(2)弱点の発見 できなかった問題の範囲が弱点ですから、参考書や問題集に戻って弱点の克服をして下さい。(3)出題形式に慣れる 問題の並び方(1番は必ず計算問題が出されるなど)、時間配分、配点 (4)合格判定 前年の問題を時間通りにやってみて配点し、合格最低点と比較すると、公開模試よりもはっきり合格可能性が診断できます。などがあります。
一度成績が上がったとしても、それが長続きしなければ今の勉強法を改善しなければなりません。このいたちごっこから抜け出すために悩み、苦しむのです。しかし、このいたちごっこから抜け出すのは意外に難しくありません。「成績に連動する対策」を強化すればいいだけです。「成績に連動する対策」とは、それをすれば成績が上がり、それをしなければ成績が下がるという対策をいいます。つまり、「毎日○○をしたら成績が上がり、かつ、○○をしなくなったら成績が下がる」、というような対策です。○○の部分には漢字や計算などの基礎学習から、早起きなどの生活習慣までさまざまなものが入りますが、その内容やタイミングは個人によって異なります。受験が近くなったら習い事をやめて受験に専念する、という人がいます。それはそれで選択肢の一つです。ですがそれは、習い事をやめれば成績が向上する、ということまで保証するものではありません。習い事に代えて個別指導塾に通わせてみたものの、やればやるだけ成績が下がる、という状態になることだってあります。そうなったら大変です。本質的に重要なことは、成績に直結する対策を見つけて、それに専念することです。
予備校講師の雑談の内容にも注意してください。生徒とのおしゃべりをだらだらと続けては適度な緊張感を保つことができません。単なる雑談でも、講師自身が何か意図を持っていなくては、雑談の意味がありません。無意味な雑談は怠慢にすぎません。生徒たちに伝えたいメッセージを含んでいる、または生徒たちを元気づけたい、試験前などで緊張している生徒たちをリラックスさせたい、逆に緊張感に欠ける生徒に危機感を与えたい、勉強以外のことで大切なこと(たとえば社会常識についてや、人間と社会がかかえる本質的なテーマなど)を考えてもらいたい。こういった意図がなくてはならないのです。つまり、雑談も勉強の一環ということを講師がきちんと認識しているかどうかが問題なのです。